表にはアルファベット、裏には数字が書かれている4枚のカードがあります。
このカードには「母音の裏には偶数が書かれていなければならない」というルールがあります。
このルールが成立しているかどうかを確かめるには、どのカードをめくる必要があるでしょうか?
表にはアルファベット、裏には数字が書かれている4枚のカードがあります。
このカードには「母音の裏には偶数が書かれていなければならない」というルールがあります。
このルールが成立しているかどうかを確かめるには、どのカードをめくる必要があるでしょうか?
これはアメリカで行われた実験です。
高校生を二つのグループにわけて、以下の問題を5秒以内に推定してもらう調査を行いました。
A)8×7×6×5×4×3×2×1=( )
B)1×2×3×4×5×6×7×8=( )
こうしてみると、二つのかけ算はただ単に数字の順序を変えただけなので、答えが等しいことは容易にわかります。
しかし、実際の実験結果では、AとBの問題を与えられたグループによって、大きく答えが異なったのです。
二つの壺A,Bがあります。
Aの壺のなかには赤い玉が50個、白い玉が50個入っています。
Bの壺のなかにも赤い玉と白い玉が入っていますが、その内訳はわかりません。
赤い玉を引けば1万円もらえるとしたとき、どちらの壺を選びますか?
「ピザって10回言ってみて」
ピザピザピザピザピザ…
「じゃあ、ここは?」(肘を指されて)
ひざ!
昔、こんな遊びが流行りましたよね。
これはアンカリング効果と呼ばれるもので、印象に残った数字や情報が、その後の判断に影響を与えることを意味します。
行動経済学でいうヒューリスティックは、日本語では簡便法や発見法、または近道などといわれます。
ヒューリスティックは問題を解決するときに、はっきりとした手がかりがない場合。
本質的な問題解決を目的とせずに、とりあえずその場の都合に合わせて対処していく方法です。
これはゲーム理論で登場するムカデゲームを少し変えたものです。(通常は第五段階までゲームは行われる)
ゲームのルールを説明すると、まずプレイヤーAが「終了」か「続行」を選択します。
もし終了を選択すれば、プレイヤーAに報酬が4万円、プレイヤーBに報酬が1万円与えられてゲームは終わります。
【問題】
目の前に3枚のパネルがあり、1枚は当たりで2枚はハズレ。
あなたがパネルを選択すると、コンピューターが残り2枚のパネルのうちの1枚を自動的に開きます。
その時に開かれるパネルは必ずハズレです。
ここであなたは最初に選択したパネルを、まだ開かれていないもう1枚のパネルに変更する権利を与えられます。
さて、あなたはパネルを変更するべきでしょうか?
リンダという女性がいます。
彼女は独身で、とても頭がよくはっきりとものを言う性格です。
大学では哲学を専攻していて、人種差別や民族差別などの社会問題に深くかかわっていました。
リンダの職業は次のどちらの可能性が高いでしょうか?
A)銀行員の窓口係
B)女性解放運動を行っている銀行の窓口係
相場(マーケット)においてアノマリーとは、合理的な説明はできないけれどよく当たる(と思われる)経験則のことをいいます。
よく耳にするのがX月は株安になり、Y月は株高になるといった季節性のアノマリーです。
他にも面白いものでは、ジブリ映画が放映された日は為替やNY市場が荒れるというアノマリーが有名です。
進学や就職、結婚など。私たちは人生で大きな決断を迫られるときがあります。
どちらの選択が正しかったのかは、あとになってみなければわかりません。いや、あとになってもわからないことの方が多いくらいです。
私たちはこのような不確かさの中で、道に迷いながらも最適な決断を下そうとしているのです。
後悔は起きてしまったことに対してクヨクヨ悩むという、後ろ向きの考えなのでタチが悪いです。
先の記事では私たちが強く後悔するパターンを例にあげてきました。
では、このような後悔をどうしたら回避したり軽減することができるでしょうか?
私たちは何かが起こった後で、「やっぱりね、そうなると思っていたよ」などと言うことがよくあります。
このように結果がわかってから、あたかも前もってそれを予想していたかのように思ってしまうことを、後知恵バイアス(後講釈)といいます。
外観が似たような「パスタ屋さん」が二軒あったとしましょう。
価格もほとんど一緒。両方とも入ったことがないので、どっちのお店が美味しいのかはわかりません。
一軒には行列ができています。もう一軒は閑古鳥。
こんなときに多くの人は行列ができている方のお店を選ぶ、ということが様々な実験から明らかになっています。
わざわざ時間をかけて、行列の方に並んでしまうのはなぜでしょうか?
【ゲームのルール】
あなたに1000円が渡され、それを他人と分け合わなくてはならない。
相手に渡す金額はいくらでもよい。ゼロでも構わない。
ただし相手には拒否権があり、提示された金額に納得がいかずに受け取りを拒否した場合は、二人ともお金をもらうことができない。
相手が承諾すれば、二人ともお金をもらうことができる。
あなたなら相手にいくら渡しますか?
ある恐ろしい感染症にかかる確率は1万人に1人といわれています。
あなたがその感染症にかかっているかどうか調べたところ、検査の結果は陽性でした。
検査の信頼性は99%です。
実際にあなたが感染している確率はどのくらいでしょうか?
ある事件で二人組の容疑者A、Bが捕まった。
警察は犯行を自白させるために、次のような条件を出した。
取り調べは別室で行われていて、二人は相談できないとする。
このとき二人の容疑者A、Bはどうするだろうか?
これは実際にあった驚くべき話です。
精神に不調をきたしていたY氏という患者の退院について意見を訊くため、心理学者と精神科医を二つのグループにわけて、次のように質問しました。
A)Y氏のような患者は、退院後半年のあいだに暴力事件を犯す確率が20%ある。退院させるべきか?
B)Y氏のような患者は、退院後半年のあいだに100人のうち20人が暴力事件を犯す。退院させるべきか?
【質問1】
今日は楽しみにしていた映画を観にきました。
チケットは事前に購入しています。
ところが、入場する際にチケットをなくしてしまったことに気づきました。
チケットの代金は2千円です。再びチケットを購入しますか?
【質問2】
今日は楽しみにしていた映画を観にきました。
ところが、財布のなかから2千円を落としてしまったことに気づきました。
チケットの代金は2千円です。映画のチケットを購入しますか?